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放送作家トキワ荘3

つづき。電波少年での、軟禁生活は始まった。ここで、この番組のルールを説明しよう。

■食事

朝、昼、晩1日3回の食事時に出題される「ダジャレ」に答え、その面白さをが採点。
「○」「△」「×」の3段階の評価によって、食事内容が変わる
○の場合  各種定食
△の場合  パンの耳6本
×の場合  食事ナシ

■企画
1週間に2本の番組企画を考え、その内容を3人の鬼が採点。
100~80点 ○
79~40点 △
39~0点 × 
となり、○を一つもらえれば、トキワ荘を卒業 →セカンドステージへ
×が3つの場合、トキワ荘を退寮

■生活
基本的に1日中、番組企画を考えて生活。

これが基本ルール。食事をダジャレで獲得し、ひたすら与えられたお題の企画を考える。
もちろん、外には一歩も出られない。ただただ、マンションの1室で日々を過ごすんだ。

そして、それを採点してくれるには、現役バリバリの大物プロデューサーたち。
その3人も紹介しよう。

■視聴率の鬼 五味一男
(マジカル頭脳パワー、速報!歌の大辞テン!、マネーの虎、ごくせん、など)

■笑いの鬼 菅賢治
(ガキの使いやあらへんで!!、恋のからさわぎ、踊る!さんま御殿!!、おしゃれ関係、など)

■企画の鬼 吉川圭三
(世界まる見え!テレビ特捜部、笑ってコラえて!、特命リサーチ200X、など)

俺は、前述した通り、菅ちゃんに自分の企画を見てもらうために、応募したんだ。
そんなチャンスは滅多に無いからね。逆に言うと、他の2人はそれまで知らなかった。
だが、寮生と過ごす間に、その凄さは嫌でもわかるようになったが。

俺がともに過ごした寮生は、4人。俺を含めて5人の生活だった。
俺と同時入寮したイエローは、中卒なのに大検で慶応に行ったという変わり者で、
嫌な奴ではなかったが、最後は自分で話をまとめなきゃ気分が済まない奴だった。
そんなところが、少しだけソリが合わなかった理由かな。

先に入っていたのは3人で、ブルー、グリーン、オレンジ。いずれも入居して長かった。
ブルーは慶応大生で、俺と同じく菅ちゃんに憧れていた。
見た目は厳ついが好青年で、周りとの調和が図れるいい奴だったと記憶している。

グリーンは中央大生でとても小柄。とにかくテレビが大好きで、この企画に応募していた。
彼も周りに気を使えるいい奴で、目がクリクリと動いていたのを覚えている。
確か、俺が入った時点で×が2つで、退寮にリーチがかかっていたと思う。

オレンジは、俺たちの中で年長で、唯一社会人経験のある人だった。
番組に応募するまでは、ユニクロで副店長か何かをやっていたという。
見た目は、仙人っぽさが醸し出されていて、キャラもどことなく仙人っぽかった。
彼も確か、俺が入寮した時点で、退寮にリーチがかかっていたと思う。

そんなメンバーと状況に囲まれ、初めてのお題が発表された。

「派手でゴージャスなエンターテイメント番組」

つづく。
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by madein30 | 2006-06-13 00:18 | 俺の思い出  

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