3泊4日で韓国に行ってきました。
食べたかったものは食べ尽くし、超満足。韓国にいる間は、一度もお腹が減りませんでした。
ハプチョンのコプチャンも、大学路の参鶏湯も、明洞のコムタンも食べました。
その中でも、留学してた頃以来に行った、新村のシンケッチはちょっと感動的でした。
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そもそも『シンケッチ』とは、
辛ラーメンの『シン』、ケラン(卵)の『ケ』、チーズの『チ』という意味。
要するに、辛ラーメンに、卵とチーズが入った、それはそれは体に優しくないジャンクフードです。
韓国は生ラーメンの文化がないので、ラーメンと言えば、インスタントラーメンが一般的。
そんな、インスタントラーメンを出す店はよくあるのですが、この店はもうハチャメチャ美味いのです。
ちなみに「シンケッチ」は「シンゲッチ」「シンゲチ」とも言いますが、俺は「シンケッチ」と呼んでいました。
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留学していた頃、俺たちは毎晩飲んでいました。ええ、毎晩です。
飲んでは吐き、吐いては飲み、そして飲んでは寝ゲロ、みたいな毎日。
9時から始まる、たった4時間しかない授業もまともに受けず、どうしようもないけど、輝かしい生活。
そんな毎晩繰り広げられる、新村飲み飲みライフの〆は、9割の確率でシンケッチでした。
シンケッチと同じくオーダーされるのが、ポックンパ。要するに炒飯です。
ここのは、炒飯に韓国海苔と大量のケチャップがかけられている、これもまたメチャウマメニューです。
各自シンケッチを1つずつ、そして人数により、2人か3人に1つの割り合いでポックンパを食べてました。
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この店の店主は、かなり痩せているのに妙に肌がツヤツヤのババア。
8:2分けで、まるで功夫の達人のような風貌。もしくは中国のエリート卓球選手。聞いたことないけど、たぶん店主。
それ以外に店員はいたけど、あまり覚えてません。
このババアがオーダーを取り、中にいる誰かが作っていたのだと思います。
オーダーすると、功夫が「シンゲッチトゥーゲー、ポックンパハナー」と気だるい感じで調理場に伝えます。
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当時の店構えは、店というより小屋に近く、ラグビー部の何人かがタックルすれば潰れてしまうような貧弱さ。
入口も狭く、マツコ・デラックスは入店すら出来ないでしょう。
店の中にも一応席はあるものの、外にテーブルがあり、そこで食べるのが基本。
外とは単なる歩道で、お洒落カフェのテラスではありません。野良犬と酔っぱらいが通る歩道です。
外に席がある事もあり、食い逃げも結構あったようです。
たまに功夫がやって来て「隣のテーブルにいた男はどこに行った?」的な言葉をかけてきます。
俺たちが「知らない」とか「帰ったよ」とか言うと、功夫はうつろな目で新村の喧騒を見つめていました。
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この店が誰よりも好きだったのは『ファット三宅』こと三宅デブアキ(本名)。
彼が韓国で丸々と太っていったのは、この店のせいだと言っても過言ではありません。
彼は拙い韓国語で、オドオドしながら「シンケッチトゥゲ、ポックンパビハナチュセヨ」と毎晩、功夫に語りかけていました。
基本的に1人で行く事がない店でしたが、『チョ・三宅・八戒』くらいになると、1人シンケッチも普通にこなしていました。
昔から【デブ is 寂しがり屋】といったもので、当時一緒に住んでいた俺やミョンセに、真夜中、
「腹減らんブヒ?シンケッチ行こうブヒ。おいら腹ペコで死んじまうブヒ~」
とよく行っていたものです。俺たちは飲んだ後のシンケッチが好きだったので、大体断っていました。
すると、キャッチャー三宅は「もう1人で行くからいいンゴッ!行って来るンゴッ!」といつも1人で出かけていました。
シンケッチとポックンパを1つずつ頼むとそこそこの量になるのですが、彼はペロリと平らげていました。
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そんなシンケッチに、13年ぶりくらいに行ってきました。
店はすぐそばに立て直しになり、とても立派な店構えになっています。
食い逃げのないよう、料金も前払いになり、席もテラスを含む店内に全て置かれています。
そして功夫がいました。
心なしか、前よりも肌ツヤが良くなっている気がします。髪型は13年前と変わらないあの8:2分け。
泣きそうになりました。
味は相変わらず。なんであんなに美味しく作れるのか、いまだにわかりません。謎です。
俺も何度もチャレンジしているのですが、あの味は出せません。それともあれは心のスパイスなのでしょうか?
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帰り際、功夫に超おぼつかない韓国語で話しかけました。
俺:「昔、店がまだ横に会った頃に来てたんだけど、一緒に写真撮って下さいよ」
功夫:「あー、たぶん延世のオハクタンに通ってたんでしょ?わざわざ日本から来てくれたの?」
俺:「そうなんです。久々に来てまだ店があって嬉しいです。美味しかったし」
功夫:「あらそう、私も本当に嬉しいわ」
俺:「あの、写真…」
功夫:「写真はダメ。写真は本当に嫌いなの」
ええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええ!!!!!!
とまあ、功夫が生きていたから良しとしましょう。
誰か、次にシンケッチ行く人、功夫に写真撮影を頼んでみて下さい。
俺たちのシンケッチ…。泣こうと思えば泣けるぜ。
食べたかったものは食べ尽くし、超満足。韓国にいる間は、一度もお腹が減りませんでした。
ハプチョンのコプチャンも、大学路の参鶏湯も、明洞のコムタンも食べました。
その中でも、留学してた頃以来に行った、新村のシンケッチはちょっと感動的でした。
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そもそも『シンケッチ』とは、
辛ラーメンの『シン』、ケラン(卵)の『ケ』、チーズの『チ』という意味。
要するに、辛ラーメンに、卵とチーズが入った、それはそれは体に優しくないジャンクフードです。
韓国は生ラーメンの文化がないので、ラーメンと言えば、インスタントラーメンが一般的。
そんな、インスタントラーメンを出す店はよくあるのですが、この店はもうハチャメチャ美味いのです。
ちなみに「シンケッチ」は「シンゲッチ」「シンゲチ」とも言いますが、俺は「シンケッチ」と呼んでいました。
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留学していた頃、俺たちは毎晩飲んでいました。ええ、毎晩です。
飲んでは吐き、吐いては飲み、そして飲んでは寝ゲロ、みたいな毎日。
9時から始まる、たった4時間しかない授業もまともに受けず、どうしようもないけど、輝かしい生活。
そんな毎晩繰り広げられる、新村飲み飲みライフの〆は、9割の確率でシンケッチでした。
シンケッチと同じくオーダーされるのが、ポックンパ。要するに炒飯です。
ここのは、炒飯に韓国海苔と大量のケチャップがかけられている、これもまたメチャウマメニューです。
各自シンケッチを1つずつ、そして人数により、2人か3人に1つの割り合いでポックンパを食べてました。
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この店の店主は、かなり痩せているのに妙に肌がツヤツヤのババア。
8:2分けで、まるで功夫の達人のような風貌。もしくは中国のエリート卓球選手。聞いたことないけど、たぶん店主。
それ以外に店員はいたけど、あまり覚えてません。
このババアがオーダーを取り、中にいる誰かが作っていたのだと思います。
オーダーすると、功夫が「シンゲッチトゥーゲー、ポックンパハナー」と気だるい感じで調理場に伝えます。
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当時の店構えは、店というより小屋に近く、ラグビー部の何人かがタックルすれば潰れてしまうような貧弱さ。
入口も狭く、マツコ・デラックスは入店すら出来ないでしょう。
店の中にも一応席はあるものの、外にテーブルがあり、そこで食べるのが基本。
外とは単なる歩道で、お洒落カフェのテラスではありません。野良犬と酔っぱらいが通る歩道です。
外に席がある事もあり、食い逃げも結構あったようです。
たまに功夫がやって来て「隣のテーブルにいた男はどこに行った?」的な言葉をかけてきます。
俺たちが「知らない」とか「帰ったよ」とか言うと、功夫はうつろな目で新村の喧騒を見つめていました。
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この店が誰よりも好きだったのは『ファット三宅』こと三宅デブアキ(本名)。
彼が韓国で丸々と太っていったのは、この店のせいだと言っても過言ではありません。
彼は拙い韓国語で、オドオドしながら「シンケッチトゥゲ、ポックンパビハナチュセヨ」と毎晩、功夫に語りかけていました。
基本的に1人で行く事がない店でしたが、『チョ・三宅・八戒』くらいになると、1人シンケッチも普通にこなしていました。
昔から【デブ is 寂しがり屋】といったもので、当時一緒に住んでいた俺やミョンセに、真夜中、
「腹減らんブヒ?シンケッチ行こうブヒ。おいら腹ペコで死んじまうブヒ~」
とよく行っていたものです。俺たちは飲んだ後のシンケッチが好きだったので、大体断っていました。
すると、キャッチャー三宅は「もう1人で行くからいいンゴッ!行って来るンゴッ!」といつも1人で出かけていました。
シンケッチとポックンパを1つずつ頼むとそこそこの量になるのですが、彼はペロリと平らげていました。
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そんなシンケッチに、13年ぶりくらいに行ってきました。
店はすぐそばに立て直しになり、とても立派な店構えになっています。
食い逃げのないよう、料金も前払いになり、席もテラスを含む店内に全て置かれています。
そして功夫がいました。
心なしか、前よりも肌ツヤが良くなっている気がします。髪型は13年前と変わらないあの8:2分け。
泣きそうになりました。
味は相変わらず。なんであんなに美味しく作れるのか、いまだにわかりません。謎です。
俺も何度もチャレンジしているのですが、あの味は出せません。それともあれは心のスパイスなのでしょうか?
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帰り際、功夫に超おぼつかない韓国語で話しかけました。
俺:「昔、店がまだ横に会った頃に来てたんだけど、一緒に写真撮って下さいよ」
功夫:「あー、たぶん延世のオハクタンに通ってたんでしょ?わざわざ日本から来てくれたの?」
俺:「そうなんです。久々に来てまだ店があって嬉しいです。美味しかったし」
功夫:「あらそう、私も本当に嬉しいわ」
俺:「あの、写真…」
功夫:「写真はダメ。写真は本当に嫌いなの」
ええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇえええええええええええ!!!!!!
とまあ、功夫が生きていたから良しとしましょう。
誰か、次にシンケッチ行く人、功夫に写真撮影を頼んでみて下さい。
俺たちのシンケッチ…。泣こうと思えば泣けるぜ。
# by madein30 | 2010-11-26 13:59 | 俺の留学時代

